僕がなぜか南の島で飢え死にしそうだった、というどうでもいい話。

シアヌークビル滞在4日目

ロンサレム島にて

 

僕はどうしようもなく、腹が減っていました。

 

せっかく南の島へ来たというのに。。。

僕はベットに寝そべって、動けなくなっていました。

 

そう。

それは、シアヌークビル滞在4日目のこと。

 

僕はシアヌークビルからスピードボートに乗って、ロンサレム島というなんともすばらしい南の島にやってきたのでした。

 

驚くかもしれませんが、カンボジア観光でさいきんアツいのは「離島」です。

僕は念願のカンボジアの南の島へ、アウトドアをしにやってきたのでした。

 

その島には美しいビーチはもちろんのこと、往復4時間の灯台までのトレッキングロードや、島の反対側のビーチへ行ける往復1時間半のトレッキングロード、オフロードバイクのレンタルや、シーカヤックの体験など、様々なアクティビティが楽しめる島なのです。

 

僕はこの島でシーカヤックをやりに来ました。

 

ただ、問題がひとつありました。

 

それは、

「お金が尽きていた」

ということ。

 

島に到着した時点で、財布には20ドル残っていました。

カヤックのレンタルに、10ドルかかります。

帰りの交通費(バイクタクシー代)におよそ7ドルかかると見積もります。

 

すると、その日と次の日(帰宅日)の2日間で自由に使えるお金はたったの3ドル。

 

オーマイゴッ

 

その日は節約のために朝飯も食べていませんでした。

 

そのままボートに乗り込み、ノリだけで島にきてしまったのです。

クレジットカードが使えるレストランは一つもないとも知らずに。。。

 

そうです。

 

そういうわけで、南の島で、真っ昼間から、僕はベットで仰向けになって力尽きていたのでした。

 

ビーチでは欧米系の外国人さんたちがワイワイはしゃいでいます。

ビーチを散歩しているカップルもいます。

その横で、僕は「メシ」のことを考えていました。

 

ひたすらメシのことを考えていました。

 

「この3ドルを、いつ使うのか?」

それが問題でした。

 

この昼に使ってしまうのか。

それとも夜に使おうか。

それとも明日の朝に使おうか。

それとも、シーカヤックはあきらめて、メシをちゃんと食うか。

いつメシを食べることが、ベストなのか。

 

それをひたすら脳内シミュレーションしていました。

 

そして夜。

 

僕はつめたいシャワーを浴び、着替えて、寝る準備をしていました。

(この時、まだ3ドルをいつ使おうか考えていました)

 

「寝るまえに3ドルでメシを食いにいくべきか。それとも、あしたのシーカヤックに備えて、朝飯をちゃんと食べるべきか。」

 

そう考えながら、ベットの上でだらしなく仰向けで横たわっていました。

 

南の島でしたが、夜はとても風がここちよく、すずしかったです。

すると、いきなり隣に泊まっていた韓国人のおっさんが話しかけてきました。

 

韓「へい、ビールのみにいかないか?」

 

そう。それはまるで、初めて女の子に告白された時のような、甘いささやき。

 

一瞬、自分の耳を疑い「え、ほんとに俺でいいの?」と聞きたくなってしまうような、そんな必殺フレーズ。

 

僕は即答しました。

 

「ぜひ!」

 

3ドルしかないことを伝えると、おっさんは「ビールくらいおごってやる」と言ってくれました。

結局、僕はビーチの前のレストランで、チャーハンとピザとビール(6~7缶)くらいをごちそうになってしまいました。

 

もう、あのチャーハンを一口食べた瞬間の感動は忘れられませぬ。

そして心地よい夜風を感じながら飲むビールのうまさ!!!

 

さいこーです。

 

この韓国人のおっさんはどうやら2ヶ月前に仕事を辞めて、東南アジアを旅しているようでした。

特にこれからの仕事のことも考えず、ただノンビリと旅をしているという感じです。東京にもかつて仕事で来たことがあると言っていました。

 

本当に、このおっさんがいてくれたおかげで、命拾いしました。

 

翌朝、僕はかる~い二日酔いのなか、海に向かってカヤックをこぎ始めることができたのでした。

 

めでたしめでたし。

飢えこそ、最高の調味料なり。

(これ名言ね。)

 

以上、僕がなぜか南の島で飢え死にしそうだった、というどうでもいい話でした。

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One Reply to “僕がなぜか南の島で飢え死にしそうだった、というどうでもいい話。”

  1. […] (その時の話はこちら⇒僕がなぜか南の島で飢え死にしそうだった、というどうでもいい話) […]

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