こんにちは。
もたろーです。(・Д・)ノ
さてさて、カンボジアへきてから、10ヶ月が経ちました。
僕がカンボジアへ来たのが、2014年3月25日。
たしか、大学の卒業式の5日後くらいです。
大学を卒業して、そのままカンボジアきちゃいました。
で、カンボジアで働いてみて、カンボジアで生活してみて、実感としてハッキリ言えるのは、途上国で生きて行くのもなかなかええじゃないかということです。
ぼく、大学時代は、かなり進路に迷っていました。
まあ、よくある「やりたいことがない人」でした。
自分がなにやりたいのかわからない。
自分がなにが好きなのかもわからない。
そんな大学生。
とりあえず、目の前の学生生活を充実させておく。
そんな感じ、そんな毎日。
そして、そのまま就職活動がスタート。
就活がスタートしたと言われた時は、ぶっちゃけ何をどうしたらいいのかもわからないし、「なんだろ、とりあえずマイナビとリクナビ登録しとくのかな〜」みたいな。そんなノリでした。
で、いざ会社説明会とか、面接とかやっていっても、なんか心の中にモヤモヤとした違和感があったんですね。
みんな同じスーツ着て、みんな同じようなコメントして、みんな企業の人に気に入ってもらおうとしてて、なんか「僕らは一体なにをやってんだろう?」て。笑
そしておそらく、この違和感を感じていたのは僕だけではなかったはずです。
この映像がバズっていたことからもわかるように。
就活狂想曲(7分27秒)
たしかに、この映像を見て共感する人が多いように、日本の就活システムはどこかおかしい。
しかし、これはぼくも就活生として就活というものを経験してから実感したのですが、就活やっている人間としては、もうハンパじゃないくらいの「恐怖」と「不安」があります。さらに、その恐怖を埋めるのが「内定」みたいな空気感がありましたよね。
だから、なかなかこのレースを降りることができない。
(それが不自然なものだとわかっていても…)
では、就活にどうしてこんなに恐怖感があるのでしょうか?
それは、就活がひとつのビジネスだからです。
マイナビやリクナビといった大手企業にとっての。
ウェブサイトや合同説明会に企業を集め、そこに参加する企業から手数料をもらう。そのためには、多くの学生を集客する必要がある。そして一般的に、多くの顧客を集客するために使われるもっとも簡単な方法が、顧客の恐怖感をあおる方法。だから就活サイトや就活サイトからのメルマガにはキャッチーな言葉やフレーズがならんでいますよね。
そして、さらに就活生にとって追い討ちをかけるのが、メディアや学校、そして親の存在。
テレビや新聞などのメディアが、内定をとった人が勝ち、という雰囲気を作り出す。
学校の先生や親が「はやく内定をとりなさい」と言ってくる。
そうすると、就活生の頭には、「内定」という道しか見えなくなる。
そして、その狭き門を通ろうとして、大量の学生達が殺到し、9割の学生が落とされる。
それがいまの日本の就活の現状だと思います。
要するに、この違和感の正体とは、「内定を取らなければ人生オワリ」という奇妙な空気感であり、またそれを感じさせているのは就活ビジネスをやっている企業による「恐怖感」ということです。
じゃあ、ぼくらは一体どうすればいいのか。
これは実は意外とカンタンで、その「恐怖感」をなくせばいいんですね。
「いやいや、でも就職しないでどうするのさ」
という声も聞こえますが、要は「道は一本だけではない」ということを理解することがぼくは大切だと思っています。
まず多くの就活生は、「内定」という道一本しか見えていないんですね。
これは受験にも言えることです。
もうその道が、自分が生き残っていくために世界に残された唯一の道だ、と思い込んでいること。
これこそが問題なわけです。
しかし冷静に考えれば、生きる道がひとつだけなはずがないわけです。
生きている人の数だけ、いろんな道があるわけで。
だから、道はひとつではないと知ること。
そして、実際に道は無限にあるということ。
これを実感するだけで、恐怖感は一気に消えます。
ぼくは大学卒業して、なぜかカンボジアで働いています。
つまり、働く先なんて、別に日本じゃなくたってかまわないわけです。
日本なんて世界中にある190以上の国々の中のひとつにすぎないのですから。
さらに、会社に就職しなければいけないかというと、どうもそういうわけでもない。
僕が大学時代にいろいろとお世話になった四角大輔さんのように、個人として生きている人は実はけっこういる。
また、ぼくはカンボジアで働いていてびっくりしたのですが、どうやら欧米系の人は、1ヶ月間くらいの長期休暇を1年に1回はふつうに取っているらしいです。(日本じゃ考えられないですよね。笑)
つまり、、、
意外と、みんないろんな生き方しているんです。
というか、もともと生き方って人それぞれで多様であるものですよね。
ですけど、なぜか日本ではどうも生き方の多様性が失われている気がします。
大学 → 就職 → 結婚 → 子育て → 仕事三昧 → 定年
みたいな。
けど、道なんていくらでもあるわけです。
いちど日本を離れて、そこで出会う人々の話を聞いてみると、「ああ、こんな風に生きている人もいるんだ」みたいなことがたくさんあります。つまり、右にだって、左にだって、上にも、下にも道は無限にあるわけです。
だから海外生活というのはいいなあ、と日々ぼくは感じるわけです。
自分自身の可能性が広がっている感覚がある。
日本で生活していたら、まったく考えられない生き方とよく出会います。
・彼女と世界中を旅していて、カンボジアで出産したことをきっかけにカンボジアに定住することにして、現在は有名なバーで働くシェフ。
・半年間は仕事をしてお金をかせいで、その後はかせいだお金で旅をして、また仕事でお金をかせいで、と旅をし続けるダンディなおっさん。
・マレーシアにある大手日本企業を辞めてカンボジアへ来て、カンボジアで事業を起こそうと奮闘しているマレーシア人起業家。(ついでに彼はカンボジア人の嫁さんゲットした)
いろんな生き方があります。
道はひとつではなかったのです。
そして、ぼくはカンボジアに来た理由はひとことでまとめるならば、それはきっと「自分の可能性を閉じない選択をしたかった」からです。
日本で生活することと、カンボジアで生活すること、どちらが自分の可能性を広げてくれるかな、と考えるとやはりカンボジアで生活することが今後の自分の可能性を大きく広げてくれる気がしたからです。(実際に可能性が大きくなるかは自分次第ではありますが。><)
人には「可能性」というものがあって、それを意識し、拡張していくことが大切なのではないかな、とぼくは日々考えています。
なんか、ひとりでも多くの人が、自分の可能性を閉じることなく、生きていくことができたら、もっと楽しいだろうな、と思います。。。
ということで、ぼくはこれからもカンボジアライフを楽しんでいこうと思います。なぜならば、楽しむこと、好奇心を失わないことが、可能性を広げていくためのいちばんの方法だと思っているからです。
これからも、いろんな生き方をしている人と出会えると思うと、すごく楽しみです。^^
以上、道は一つじゃないですよ、海外で生活するのもアリアリですね、という話でした。
ではでは
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私、現在大学四年生の小室と申します。
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私、現在大学四年生の小室と申します。
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「貧しい人たちの力になりたいという気持ち」をお持ちなので、まずは「貧しい人たち」に会いに行ってみてはいかがでしょうか。けれども、はじめから自分一人ではおそらく難しいと思いますので、まずは「貧しい人たちの力になりたいという気持ち」を持って実際に行動している方々に会いに行ってみてはいかがでしょうか。大学生の特権は、会いたいと思った人に、損得なしに誰でも会えることです。ぜひ、日本人に限らずとも「この人に会いたい!」という人を見つけて、実際に会いに行くことから道は開けると思います。何よりも、仕事探しは出会いですので。