アンコールワットに増える中国人観光客。カンボジアは、中国の実質的支配下になりつつある

こんにちは、もたろーです。シェムリアップに来ています。

 

日本人の海外観光地として、絶大な人気を誇るカンボジアの世界遺産アンコールワット。しかし、僕が今回宿泊しているソカホテルでも、ほとんどのお客さんは中国人。ホテルのレセプションには、中国人のツアーの団体客が列をなし、ツアー会社の専門デスクがロビー内に設置されています。部屋を案内してくれたスタッフも「最近は中国人のお客さんがとても多いんです。正直に言ってしまうと、彼らはとてもうるさくて辟易してしまいます」と嘆きの声を漏らしていました。

 

 

シェムリアップ政府関係者の話によると、2017年にシェムリアップを訪れた観光客は全体で535万人。そのうち、およそ200万人が海外からの観光客。全体としては、前年比8.9%の増加だったそうです。

 

しかし、問題なのはその内訳。200万人の海外観光客のうち、なんと約100万人は中国人だと言います。それに対して、欧米からの観光客は減少。日本人はたったの40万人ほどだったそうです。

 

中国人観光客のほとんどは、ツアー参加者です。彼らは中国のツアー会社のツアーに申し込み、中国系の航空会社でシェムリアップまで来て、中華系のホテルに宿泊し、中国のバス会社のバスで移動して観光し、食事ももちろん中華レストランで。つまり、彼らの観光は全て中国系の企業でカバーされてしまい、地元にはほとんどお金が落ちていないのが実情です。

 

 

シェムリアップのホテル関係者に話を聞きましたが、今年(2018年)の春節には、なんと一日に4000人もの中国人観光客がシェムリアップを訪れたそうです。この数値は前年や前々年と比較しても、200%〜300%もの急激な伸び率だそうです。シェムリアップは小さな町で、のんびりとした雰囲気が良いのですが、今回僕が訪れてみた印象では、中国人のツアー客を乗せた大型バスがいくつも小さな街中を走り、渋滞を引き起こしていました。

 

 

現在のカンボジア政府の中国への接近している面、また中国人のカンボジア国内における増加を考えると、あと5年〜10年後にはカンボジアは中国の実質的支配下になってしまうのではないでしょうか。もしかしたら、のどかなシェムリアップを楽しめる時間は、もうあまり残されていないのかもしれません。

 

 

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